たまにはシナリオのことも(文量編)
やっぱりシナリオライターとしても活動はしているので、ちょこちょこシナリオについてのことも書かなきゃですね。
シナリオライターなんて仕事、一般人には関わり合いのなさそうなお仕事ではあるけれども、巷ではこの職業だけで数多の情報が提供されていたりします。
昨今、ソーシャルゲームとか、コンシューマとかなんかではシナリオがほぼ必須になっているわけですし、やっぱりシナリオライターはどこかでかけてはならない業種……だけど日本語書くだけでお金がもらえる簡単な仕事、なんて考える方も多いでしょう。実際その通りなので否定はできません〜!
ですが、シナリオライターはそんなに甘くないのも当然です。
企画を書くのはディレクターですが、そのディレクターは兼業としてシナリオライターの肩書きを持っていることは当たり前、その上、文量は少なくとも15kb〜400kbは書く必要があります。(CS、SG、PCGの内訳ではバラバラですが。。。)
プロットライターという存在もいますが、彼らはただ企画を受け取るだけで、その中身は自分たちで製作する必要がある、というのも忘れない方が得策ではありますね……
まあ、守秘義務もあるので業務内容はそこまで多くは語れませんが、最低限必要な知識は持っておいた方がいい! そのはずなので、ちょろっとだけ展開してみましょう。
お仕事を受ける上で、必ず1kb:1000円〜 という文言を見るでしょう。
ではこの1kb、文字数に表すと本当は何文字でしょうか。
大体の人は512文字と答えるはずです。1024bの半分と計算すれば非常に簡単ですね。
でも本当は515文字だったりします。
理由としては、文章提供のフォーマットがその要因の最もたるところ。
Shift-JISという日本語フォーマットがあるのですが、これが1kb=515文字で指定しているため、このような差異が発生してしまいます。
1024bという数字は間違っていないのですが、それはUTF-8というプログラミングで多様される言語のタイプになるので、実際反映されるkb数はおかしくなってしまいます。前後2〜3kbのズレはあり得るところ。
メモ帳とか普通に触るのが億劫になってしまうでしょうね! なりたての頃の僕もそんな感じで震えてました(笑)
ですが、世の中には同じ考えを持っている方も大勢いらっしゃいます。
ネットで検索すると、文字数カウント(kbカウント)をしてくれるサイトは少なからず20サイト以上存在するという嬉しい出来事に!
秀丸使えよという方はお黙りなさい(有償出したくないという気持ちはとってもわかる)
これ分かるだけでも実は結構な進歩です。初歩の初歩ですが、これを知らないライターさんは意外と多い。(所属しております団体でもたまに燃え上がることしばしば)
シナリオライター目指している方や、小説家を目指していらっしゃる方、僕もまだまだ未熟もので、最前線を生き抜いている方々と比べるとペーペーですが、そんな人間でもなれるのがシナリオライターです。
ただ、文章を大事にするという非常に簡単で非常に難しい課題を乗り越えると、この業界に参入することは間違いなし! (間違ってたらごめんなさい!)
今はプログラマーがメインで活動してはおりますが、やっぱりシナリオライターとしての活動も積極的に行っていこうとは考えておりますので、今後もちょくちょくこんな感じのお話を展開していこうかなと思ってます。(もちろん、守秘義務の範囲で!)
※守秘義務大事、とっても大事。契約書必ず書きますからね〜〜。